森ねずみの畑 トトファーム
(徳島県板野郡板野町)
徳島県で、生きものたちのつながりを大切にしながら、農薬や肥料を使わない自然栽培に取り組む「トトファーム」。
森のように多様な命が関わり合う畑を目指し、季節ごとに野菜を育てています。
虫食いや不揃いも自然の一部として受け入れ、土の力と植物の生命力を信じて栽培。
“森ねずみのトト”は、そんな自然の力を大切にした畑づくりを象徴する、当園のマスコットです。

トトファームのおすすめ商品です。
(時期によっては販売していない商品もあります。)

季節の野菜セット

ジャガイモ5種食べ比べ

タマネギ

なりくらマクワウリ
トトファームのこだわりをご紹介します。
生きものの繋がる自然栽培
トトファームは農薬、肥料不使用での自然栽培を選択しています。畑にはヒトが想像できないほど多数の生きものがいます。
その全てをコントロールし、野菜づくりすることは不可能です。
本来の自然環境がもたらす生きものの繋がりを極力崩さないような野菜づくりを実践していきます。
その全てをコントロールし、野菜づくりすることは不可能です。
本来の自然環境がもたらす生きものの繋がりを極力崩さないような野菜づくりを実践していきます。

地になじむ自家採種
農薬や肥料に頼らない野菜づくりをするため、野菜自体の力を底上げする必要があります。
そのために自家採種をおこない、地になじんだ地元っ子野菜へと徐々に変化させます。
すべての野菜において自家採取は難しいですが、地元っ子がたくさんの畑にしていきます。
そのために自家採種をおこない、地になじんだ地元っ子野菜へと徐々に変化させます。
すべての野菜において自家採取は難しいですが、地元っ子がたくさんの畑にしていきます。

野菜だけではなく生きものに着目したい
元気な野菜づくりに精進するのは第一ですが、畑に現れる哺乳類や鳥類、昆虫、目には見えないけど微生物などに着目して、野菜の成長に合わせて観察を続けていきたいです。
ゆくゆくは畑やその周囲の環境を舞台にした環境教育に携わりたいです。
ゆくゆくは畑やその周囲の環境を舞台にした環境教育に携わりたいです。

園主の松本幸二さんにインタビューしました。
- Q.農業をするまではどういったことをされていたのですか?
- 大学では農学部で学び、大学院を含めて約3年間、森ねずみの研究に取り組みました。
卒業後は林業の専門職として森林管理に携わり、その後はホテルや接客業、営業職などを経験。
2024年に独立し、自然栽培による野菜づくりを始めました。
- Q.農業を始めようと思った理由を教えてください。
- 接客の仕事をしていたとき、林業の方や大工さんなど“作り手”の姿に強い憧れを抱いていました。
そんな中、微生物を活かして野菜を育てているお客様と出会い、農薬や化学肥料を使わずに元気に育つ野菜に驚きました。
自然や微生物の力に魅力を感じ、環境にも人にもやさしい野菜づくりをしたいと思ったのがきっかけです。
- Q.就農するまでに、どんな道のりがありましたか?
- 妻の地元である徳島で就農を決めたものの、最初は何から始めればいいのか分からず、役所や農業関係の機関を回って制度や支援を調べました。
しかし、思っていたよりも現実は厳しく、技術や経験の必要性を痛感しました。
そんな中、運良く徳島で肥料や農薬に頼らない農業法人に出会い、研修生として受け入れてもらえることになりました。
初めは慣れない作業に体はボロボロでしたが、土に触れるたびに自然の力を感じ、農業の面白さを実感しました。
- Q.今の場所を就農先に選んだ理由を教えてください。
- 農業研修を受ける前に、軽井沢へ旅行に行き、そこで友人たちに独立の話をしたとき、偶然「実家が徳島」という方がいて、畑の管理に困っている親族を紹介してくれました。
話を聞くと、その土地は妻の職場のある町のすぐ近く。思いがけないご縁から畑をお借りできることになり、ここで野菜づくりを始めました。
人とのつながりが導いてくれた、奇跡のような出会いでした。
- Q.自然栽培をしていて大変なことはありますか?
- 思い通りにならないことが多いです。
天候や虫の影響を受けやすく、うまく育たないこともあります。
肥料や農薬を使わないぶん、草刈りなどの作業も多くなります。
でも、その分だけ自然の変化をよく感じられ、うまく育ったときの喜びも大きいです。
- Q.今後どのようなことをしてみたいですか?
- いつか自分の野菜を使った料理を出せる小さな宿をやってみたいです。
ホテルで働いていた経験を活かして、畑のことや生きもののことを伝えられる場所にしたいと思っています。
自然の中で、ヒトも生きものも心地よく過ごせる場所をつくるのが夢です。

天候や病害虫の影響で思うようにいかないこともありますが、「農薬などを使わない軸は絶対にぶらさない」「真摯に野菜や環境、お客様と向かい合う」
それらは守る自信があります。
私は頭脳も体も、飛び抜けて能力が高いわけではありません。
しかし家族や知人、友人、お客様など関わりの強い方には、精一杯力を尽くせる特性があります。
その特性を活かして野菜づくりに励み、自然栽培の野菜を多くの方に届けます。
園主松本 幸二

詳細情報
【販売場所】
(時期によっては販売していない商品もあります。)












