自然樂農 kiki farm
(徳島県海部郡海陽町)
肥料も農薬も使わず、土を耕さずに、そこにある自然の力に委ねながら作物を育てています。
スノーボードやサーフィンを通して自然と向き合う中で、環境に負荷をかけない自然農の道を志すようになりました。
日々の営みの中で地球への感謝を形にしています。

自然樂農 kiki farmのおすすめ商品です。
(時期によっては販売していない商品もあります。)

自然農のお米

自然農の野菜
自然樂農 kiki farmのこだわりをご紹介します。
自然に寄り添い、環境に負荷をかけない農
kiki farmでは、肥料も農薬も一切使わず、土を耕さずに栽培を続けています。
そこにあるもので循環できる仕組みをつくり、外から余計なものを入れず、土を傷つけない畑づくりを大切にしています。
肥料を与えれば、“頑張らなくても生きられる”作物が育ちます。ですが、kiki farmで育てているのは、自然の中で“自ら頑張って生きる”たくましさを持つ作物です。
そこにあるもので循環できる仕組みをつくり、外から余計なものを入れず、土を傷つけない畑づくりを大切にしています。
肥料を与えれば、“頑張らなくても生きられる”作物が育ちます。ですが、kiki farmで育てているのは、自然の中で“自ら頑張って生きる”たくましさを持つ作物です。

成長する畑
年々、土の状態が良くなり、特に五年目を迎えた頃からぐんと変化が見えるようになりました。
収穫しなかった作物が自然に増え、こぼれ種から新しい命が芽吹く。そんな循環の中で、畑そのものが成長しているのを感じます。
水の滴が落ちたときに広がる波紋をイメージしてつくった畝には、さまざまな野菜がいきいきと育っています。
収穫しなかった作物が自然に増え、こぼれ種から新しい命が芽吹く。そんな循環の中で、畑そのものが成長しているのを感じます。
水の滴が落ちたときに広がる波紋をイメージしてつくった畝には、さまざまな野菜がいきいきと育っています。

新天地での新たな挑戦
これまでは徳島県石井町で8年間、自然農の田畑を続けてきました。
現在は同県の海陽町久尾への引っ越しを進めており、今後はしばらくの間、石井町と海陽町の二拠点で自然農を続けていく予定です。
石井町は、吉野川沿いに広がる肥沃な土壌をもつ農作地帯です。一方、海陽町は山間部にあり、清流・野根川が流れています。2025年の鮎の品評会では全国2位に選ばれたほど、水の美しい地域です。ちなみに1位は、私の故郷・岐阜県を流れる高原川でした。
石井町と海陽町、それぞれにまったく違う魅力があり、どちらも本当に素晴らしい環境だと感じています。
現在は同県の海陽町久尾への引っ越しを進めており、今後はしばらくの間、石井町と海陽町の二拠点で自然農を続けていく予定です。
石井町は、吉野川沿いに広がる肥沃な土壌をもつ農作地帯です。一方、海陽町は山間部にあり、清流・野根川が流れています。2025年の鮎の品評会では全国2位に選ばれたほど、水の美しい地域です。ちなみに1位は、私の故郷・岐阜県を流れる高原川でした。
石井町と海陽町、それぞれにまったく違う魅力があり、どちらも本当に素晴らしい環境だと感じています。

園主の安川楽さんにインタビューしました。
- Q.自然農に興味を持ったのはいつごろですか?
- スノーボードが好きで北海道に8年ほど住んでいた頃、競走馬の牧場や農園で働く機会がありました。
そのときに福岡正信さんの『わら一本の革命』を読み、肥料や農薬を使わない自然農法の考え方を知ったのがきっかけです。
その頃にサーフィンにも出会い、山だけでなく海の魅力にもひかれるようになりました。
自然に触れる時間が増える中で環境問題への関心も強くなり、「環境に優しい自然農の畑をやりたい」と思うようになりました。
- Q.北海道から自然農の畑を始めるまでには、どんな道のりがありましたか?
- 北海道での生活のあと、1年間ワーキングホリデーでオーストラリアに行きました。
大好きなサーフィンを楽しみながら、アボカド農家やぶどう農家で働き、ワインづくりなども経験しました。
帰国後は、肥料や農薬を使わない栽培をしているプロに学びたいと思い、ネットで調べていく中で徳島の農業法人を見つけました。
そこで出会った方に古民家や畑を紹介してもらい、働きながら自分の畑も始めるようになりました。
- Q.天候の悪い日や、冬でもサーフィンに行かれると聞きました。サーフィンの魅力を教えてください。
- サーフィンは、自分の状態がそのまま返ってくるところが魅力です。自分の状態が悪いと、うまく波には乗れません。だからこそ、心と体を整え、日々の積み重ねを大切にすることが重要です。
また、海に出て自然の中に身を置いていると、ふとインスピレーションが湧いてくることがあります。山を歩いたり、森を歩いたりするときと同じで、自然とつながっている感覚が心地よく、その中で新しい発想が生まれることもあります。
そうした感覚は自然農の畑でも共通していて、作業をしている中で思いがけない気づきや発見に出会うことがあります。
- Q.kiki farmのお米や野菜はどこで購入することができますか?
- マルシェへの出店や、スーパー、レストランへの卸しを中心に販売していますが、中には、これまでのご縁で個人的にやり取りをしているお客様もいます。
ただ、自然農は毎年同じタイミングで、同じように収穫できるわけではなく、育つスピードもゆっくりです。
だからこそ、その性質を理解し、待ってくださる方にお届けする形を大切にしています。
出店などの最新情報は、Instagramでお知らせしています。
- Q.今後どのようなことをしていきたいですか?
- 新しい拠点である久尾の集落を盛り上げていきたいです。
昨年は、三十数年ぶりに集落の祭りを復活させることができ、今年も無事に終えることができました。
移住者の仲間や地元の方々と一緒に、昔の良いものを受け継ぎながら、次の世代へつなげていきたいと考えています。
また、田んぼと畑に加えて、果樹や宿の運営にも取り組みたいと思っています。
海陽町にはサーファーや海外からの観光客も多いのですが、宿泊施設がまだ足りていません。
豊かな自然の中でゆっくり癒されてもらい、自然農で育てた野菜を使った料理でおもてなしする。そんな場所をつくっていきたいと考えています。

自分の人生でやるべきことは、地球への感謝と恩返しだと考えています。
私たちはこの地球に、遊ばせてもらい、楽しませてもらい、生かしてもらっている。
だからこそ、地球に対してできることを、一つずつ返していきたいと思っています。
食べものは、言葉よりまっすぐに想いを伝えられるものです。
kiki farmの力強い作物を食べてもらえれば、言葉では表現しきれないことも、きっと感じてもらえると思います。
園主安川 楽













