谷本農園

(兵庫県丹波篠山市)

谷本農園は、丹波篠山の自然に囲まれた地域で、お米と多品目の野菜を育てる小さな農園です。
農薬と化学肥料を使わず、刈り草や枝チップなど身近な有機物を活かした土づくりを行い、鶏糞や米ぬかなどの有機肥料を取り入れた栽培をしています。

つくっているもの

谷本農園のおすすめ商品です。

(時期によっては販売していない商品もあります。)

丹波篠山黒枝豆

丹波篠山黒大豆

季節のお野菜

お米

こだわり

谷本農園のこだわりをご紹介します。

土地に合わせて育てる

当園の畑や田んぼの多くは、丹波篠山特有の重い粘土質で、水がたまりやすい土地です。
扱いは簡単ではありませんが、粘土質の土壌と寒暖差の大きい気候は、黒豆の栽培に向いています。
雑草を減らしたり、大豆の連作による影響を軽減したりするため、2025年からは田んぼと畑を数年ごとに入れ替える田畑輪換に取り組み始めました。
個性の強い土のため、作りにくい野菜もありますが、「この土地でできるやり方」を探りながら、天候や環境に合わせて作付けを調整し、無理のない栽培を続けています。

珍しい品種に挑戦

コズミックパープル人参、タケノコ白菜、大市ナス、赤ひげネギ、アーミッシュペーストトマト、丹波白大豆、大野芋(里芋)など、スーパーではあまり見かけない野菜を多く育てています。
一般的な品種もありますが、地域に残る在来種や、面白そうで気になった品種、土地に合う美味しい品種を選び、栽培しています。

自家採種で種をつなぐ

当園では、種採りも積極的に行い、次の年へつないでいます。
品種によって難しいものもありますが、その年の畑で育った野菜から種を残し、土地に合うものをつないでいくことを大切にしています。
種を自分たちでつなぐことで、たくましい作物が増え、畑との関係も深まっていきます。

農薬と化学肥料に頼らない栽培

当園では、お米も野菜も農薬と化学肥料を使わずに育てています。
土づくりには、落ち葉や刈り草、枝チップなど身近な素材を活用し、鶏糞・米ぬか・油かすといった有機肥料も取り入れています。
固い粘土質の畑に堆肥を入れたり、刈り草を敷くことで土壌を改善し、最終的にはどんな野菜でも自然に育つような畑を目指しています。
今後は、緑肥なども活用していきたいと思っています。

インタビュー

谷本藍子さんにインタビューしました。

Q.農業に興味を持ったきっかけを教えてください。
実家は農家ではありませんでしたが、母が農薬を使わずに家庭菜園をしていたので、畑は身近な存在でした。
環境問題への関心から大学では農学部に進み、初めて自分で野菜を育てたのは、研究室があった鳥取砂丘の畑でした。
畑は砂地でしたが、馬術部から馬糞をもらってきたりと工夫を重ね、初めて野菜が育ったときは感動し、とても面白いと感じました。
農家になろうとは考えていませんでしたが、自分で食べ物を育てることに魅力を感じ、その後も家庭菜園を続けました。
Q.大学卒業後はどのようなことをしていたのですか?
ものづくりが好きだったので、大学卒業後は陶芸を学ぶために岐阜県の学校に通い、その後は焼き物の工場で働いていました。
工場で働きながら、自分の作品づくりもしていましたが、休日には畑に通って野菜を育てていました。
Q.丹波篠山で農業をするようになったきっかけを教えてください。
友人が丹波篠山で農業をしていて、その友人を通じて私も篠山に遊びに行くようになりました。
そんなとき、両親が篠山の古民家に興味を持ち、将来の移住を考えて購入しました。
両親は週末しか来られなかったため、「住まないか」と提案され、喜んで移住しました。
古民家に焼き物の窯を置き、工房兼住居として暮らし始めました。
家の周りには空いている田畑があったので借り、野菜だけでなく田んぼにも挑戦しました。
Q.どのような流れで、今の形になったのですか?
篠山に住み始めた頃は、陶芸を本業にしていました。
その後、結婚して子どもが生まれ、暮らし方が変わる中で、「陶芸と畑の両方は続けられない」と判断し、思い切って陶芸をやめることにしました。
何年も前から、自分は畑のほうが好きなのではないかと悩んでいたことも、その背景にありました。
結婚後は、夫の実家の近くに引っ越しました。
夫は実家の畑や田んぼで農業をしていましたが、林業の仕事が増えてきたこともあり、私が畑を、夫が田んぼを担当する形に落ち着いていきました。
Q.今後、どのようなことをしていきたいですか?
今は子どもが小さく、できる範囲で畑をしていますが、もう少し手が離れたら、栽培量を増やしていけるのではないかと考えています。
野菜を育てにくい粘土質の畑でも安定して育てられるよう、土づくりや栽培技術の向上に取り組みながら、健康的で、より美味しい野菜を育てていきたいです。
また、珍しい品種も育てているので、ゆくゆくはそうした野菜をレストランなどに卸していきたいと考えています。

メッセージ

丹波篠山の私たちの地域は、土地が粘土質で扱いが難しく、毎年その時々の土の状態を見ながら試行錯誤して野菜を育てています。
夫は林業と田んぼを、私は畑を担当し、家族で無理のない形で農業を続けています。
収穫した作物は、JA味土里館への出荷のほか、マルシェや直売テントでもお届けしています。
畑の様子や販売情報はSNSでお知らせしていますので、気になった方はぜひ覗いてみてください。

谷本 藍子

詳細情報

谷本農園(兵庫県丹波篠山市)

【SNS】

インスタグラムフェイスブック

【販売場所】

(時期によっては販売していない商品もあります。)

JA味土里館

兵庫県丹波篠山市東吹942-1