ノカノワ

ノカノワの畑、10月からはじまります

この秋から、週末農家として「ノカノワの畑」をはじめることになりました。
今回は、畑をはじめることにした理由や、これから目指したいことについてお伝えします。

畑をはじめる理由

ノカノワを立ち上げた当初から、自分でも畑を実践するつもりでいました。
農家さんへのインタビューや読みものを書くうえでも、自分自身が実践していないと、言葉に説得力が生まれないと感じていたからです。

農業経験はあるものの、「自然と向き合う」という営みを、もう一度、自分の手で積み重ねていきたい。
そんな思いを抱えながら、畑を探してきました。

とはいえ、普段は大阪市内で働いているため、通いやすい範囲で条件に合う場所を見つけるのは簡単ではありませんでした。
都心に近いエリアでは、やりたいことができる環境がなかなかなく、狭い区画でも高額なところが多かったのです。

そんななか、大阪府の北部、山あいの地域に、ちょうどよさそうな畑を見つけました。

里山農園かしふね

今回お借りすることにしたのは、大阪・高槻市の山あいにある 「里山農園かしふね」 という貸し農園です。
自宅からは車で片道およそ1時間と、決して近くはありませんが、自然がとても豊かで、ロケーションとしては抜群です。

園内では除草剤などは使われておらず、同じように区画を借りている方の多くが、有機栽培や自然栽培に取り組んでいるとのこと。
「草や虫とつきあいながら畑を育てていきたい」という自分の思いにも、ぴったり重なる環境でした。

区画の広さは約40㎡と、貸し農園としては広めでありながら、料金も良心的なのも魅力です。

また、クワやレーキといった基本的な農機具は自由に使え、耕運機なども比較的安く借りられます。
必要なときに必要な道具が揃っているというのは、作業を進めるうえでとてもありがたいポイントです。

この農園は、2008年に閉園した「高槻花しょうぶ園」の跡地を再生した広大な敷地を活用しており、畑以外にもバーベキュースペースやクラブハウスが併設された複合施設になっています。
クラブハウス内には畳の和室やキッチンもあり、畑で採れた野菜をその場で料理して楽しんだり、ゆっくりくつろいで休憩することもできます。

ケータイの電波が届かないのも魅力の一つです。
通知を気にせず、ただ風や光や虫の声に包まれる時間。
山や川に囲まれた静かな里山で、美しい自然を全身で感じられる場所です。

この畑で目指したいこと

この畑では、ノカノワらしく、農薬や化学肥料に頼らずに、自然と向き合いながら作物を育てていくことを大切にしたいと思っています。

天候や環境に左右されることも多く、うまくいかないこともあると思います。
正直、ここの土の状況も環境もまだ全然掴めていません。

でもそれも含めて、自然のリズムに寄り添いながら、ゆっくり向き合っていく時間を大切にしたいと考えています。

普段は仕事もあり、頻繁に通えるわけではありません。
週に一度、あるいは二週間に一度しか行けないこともあるかもしれませんが、これもまた無理のないペースで畑とつきあっていける、週末農家にはぴったりの環境だと感じています。

その様子は、これからインスタグラムで発信していきます。

自分自身の記録という意味もありますが、同時に、これから家庭菜園をはじめてみたいと思っている人や、自然に寄り添った育て方に関心のある人にとって、何かしらのヒントや後押しになればいいなとも思っています。

うまくいっても、いかなくても、ぜんぶ楽しんでいけたらと思います。
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ノカノワの畑(インスタグラム)

今後も、ノカノワと「ノカノワの畑」をよろしくお願いいたします。